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 2006/06/30 No.26(29)

 「稲ちゃんは、順調に大きくなっています」

「稲ちゃんおはよう」「また、大きくなったね」子どもたちの愛情いっぱいの声援を受けて今年も、田んぼの稲ちゃんは順調に生長しています。
先日、東京農業大学の上地先生が新しい田んぼの様子を見に来てくださいました。子どもたちに「田んぼ博士」として紹介すると、稲や田んぼに関する様々な質問が飛び出しました。
「どうして稲の葉は細くてまっすぐなの?」
「稲はどうしたら大きくなるの?」
「どうして、稲を食べる虫がいるの?」
「これ(田んぼの淵に生えていた草)も、いねちゃん?」などなど。
そして、一つ一つの質問に丁寧に分かりやすく答えてくださり、元気な稲になるようにと、持ってきてくださった肥料を、子どもたちと一緒に撒いてくださいました。
上地先生、ありがとうございました。また、来園していただける日を楽しみにしています。


こんなに伸びました!

「稲ちゃん、おいしい栄養だよ」


 「ビワ おいしい!」

園庭に2本あるビワの木。色づき始める前から、食べられる日を今か今かと楽しみに待っていました。ひよこ組の前の木が「もう食べ頃ですよ」と、きれいなオレンジ色に染まり、おいしそうな実が下に落ちてきました。
「カラスがみんな食べちゃうかもしれない」
「早く食べたい」と、おいしいビワの味を知っている年中・年長組の子どもたちの声に応え、3学年の子どもたちがみんな園庭で遊んでいる天気の良い日に収穫し、ました。幼稚園のビワを初めて食べた年少児も、「おいしいおいしい」「おかわりしたい」と、収穫の喜びを味わっていました。

「おいしいビワ!早く食べたい!」

 「青虫くんがチョウになりました!」

子どもたちは夏ミカンの木にいるチョウの幼虫(青虫)を見つけてから、毎日楽しみに逢いに行き、成長する様子を観ていました。
6月7日青虫の頭に少し触れると、オレンジの角がニョキッと出てきました。図鑑の中で同じように角を出しているカラスアゲハの幼虫を見た幼児が、「これは、カラスアゲハだ。だって(図鑑と)同じオレンジの角を出してる。」と、推測していました。そこで、どんなチョウになるのか楽しみに、保育室でも飼って、観察することにしました。それぞれの学級で「あきら」や「キング」など青虫に名前をつけ、葉を食べる様子や糞をする様子を近くでよく観ていました。「かわいいねえ」「いつサナギになるのかなぁ?」と、チョウになる日を毎日楽しみにしている姿が見られました。
そして各学年で飼っていた青虫がほぼ同時期(6月12日頃〜)にサナギになり、チョウになるための準備を始めました。 6月22日の朝、年長組のサナギがアゲハチョウになっていました。年中・年少組の子どもたちもお祝いに駆けつけ、チョウの新たな誕生をみんなで喜び合いました。

「今日がこの子の誕生日だ」
「違うよ。青虫の時もあるから。」
「じゃあ、チョウになった誕生日。」「1歳だね」
「3歳じゃない?だって、青虫、サナギ、チョウだもん」
「そっかー」

「チョウは何たべるのかなあ」
「葉っぱじゃないの。ずーっと食べてたよ。」
「チョウは違うでしょう。」
「花の蜜、吸うんだよ」
など、生まれたてのチョウを囲んで、様々な会話が聞こえてきました。
次の日には、年中・年少組のサナギも、無事アゲハチョウになり、それぞれ、チョウを園庭に放してあげました。「元気でね」「また遊びに来てね」と、無事に飛んで行かれるか心配しながら、いつまでも見送っていました。
その後、年少組の子どもたちは、チョウを見つける度に「この間のチョウチョさんだ」と、喜んで目で追う姿が見られます。そして、年中組の子どもたちは、新たなサナギを夏ミカンの木で見つけ「今、この中で、羽に色塗ってるのかもしれないねー」と想像しながらチョウになる日を楽しみに、毎日様子を見に行っています。年長組では、また、新たな幼虫を見つけ、再び保育室で飼っています。前回の幼虫が、カラスアゲハの幼虫だと思っていた子どもは、チョウを見た時に、「アゲハだったんだー」と、ちょっと驚きながらも、「アゲハもオレンジの角を出す」ということを知ったようです。
戸外で観るだけでなく、保育室でも飼育することで、チョウを身近に観察することが出来、興味関心も深くなります。直に触ったりじっくりと観たりすることで、様々な生態について知ることが出来ます。また、無事、チョウになって欲しい、自分たちで大切に育てようという優しい気持ちも育ちます。園庭の自然環境を有効に活用しながら、より、幼児が豊かな学びを促せる環境を工夫していきたいと思います。