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* 平成16年度幼稚園評価の結果 *



本園では、地域の方々、保護者のみなさん、幼児全員に対して幼稚園評価をお願いしています。
平成16年度に実施した評価の結果は下記の通りです。
アンケート実施期間:平成16年12月17日〜24日


「地域の方々」による評価     <集計結果と考察>

どの項目に関してもC、Dという回答は少なく、回答者のほとんどの方が昌平幼稚園の教育内容について理解し、好意的に見てくださっていることが分かる。今年度新たに設けた評価基準のE(わからないので評価できない)という回答は、少人数ではあったが8つの項目で見られた。昌平幼稚園の教育に関心をもってもらい、理解してもらうための工夫を本年度してきたが、まだ十分では無いことが分かる。地域の中の幼稚園として機能していかれるよう、更なる教育内容の充実と共に、内容や成果の伝達方法の工夫、地域へ幼稚園が出向いて行くことなど、幼稚園と地域の方との双方向での連携をしていかれるよう次年度に向けて考えていきたい。

[昨年度の評価より工夫してきた点と成果、次年度に向けての課題と工夫]
 @外部への分かりやすい発信方法を工夫する
  ビオトープ便りを発行すると共に、行事などを知らせるポスター掲示をしてきた。
  また、園便りを配付する範囲を広げ、より多くの方に毎月の園便りを見ていただけるように
  してきた。その成果は表れているため、引き続き、地域への発信方法として行っていく。
  更に、
  ・ビオトープ便りを園庭側に設定または掲示し、自由に見ていただけるよう工夫する。
  ・町会掲示板にポスターや便りなどを掲示してもらう(昨年度も提案として出たが、
   行えなかった)。
  ・地域の方の声を聞いて行かれるようなポストを設置する。
 A教育内容を伝える機会を設ける
  6月の保育参観では、保護者のみならず地域の方にも参観していただけるよう、
  ポスター掲示をしてよびかけ、保育を公開した。小学校の保護者の方々や数名の方が、
  興味をもって見にきてくださり、保育の一端を見て頂く機会となった。
  次年度も、公開することを伝える方法を更に工夫して、行う。
  更に、
  ・学級便りでは、月のねらいを具体的な学級の実態に即して書き表す工夫をする。
  ・地域懇談会での資料を具体的に作成する工夫をする。
 B地域の教育力を生かし、連携を深めた教育活動の展開を工夫する
  ビオトープ造りでは、田植えや稲刈りなど、幼児が地域の方から話を聞いたりやり方を
  教えて頂いたりなど、直接触れ合える機会となった。また、地域の高齢者グループの方々に
  声をかけ、交流に関する年間計画をたてたことで、年間を通じた交流を行うことができ、
  回を重ねることで親しみの気持ちが深まっていった。次年度も更に交流を
  深めていかれるように、どのような行事でどのようなかかわりをすることが出来るか計画し、
  今年度行ってきた交流に積み重ねていく。
  更に、
  ・幼児が地域の中に園服を来て出ていく機会を作り、幼稚園の保育活動に関心をもって
   もらえるようにする。教職員・幼児自身もより地域を理解し、親しみがもてるようにしていく。


「保護者」による評価     <集計結果と考察>

・昨年度の外部評価の結果を受け、保育時間の見直し、屋内プールの回数・ビオトープ作りや
 稲作などの実践による教育内容の改善、防犯カメラ設置・園庭のフェンス設置・玄関の扉に
 目隠しをつけるなどの施設設備の安全対策など、教育課程の編成や施設設備の改善、
 日常の保育の中での実践など、今年度行ってきたことが、昨年度と比べ評価されている。
 特に、稲作やビオトープなどのさまざまな体験を通して、幼児の心に生命尊重や環境教育の
 芽生えを培い、施設・設備を有効活用しながら、他園にない特色ある教育活動を行っている
 と評価している。
 また幼児が幼稚園に行くのを楽しみにするような教育活動になっていると評価された。
・しかし、基本的生活習慣の自立や社会のルールを守る態度、思いやりの心、自分の力を
 発揮しながら主体的に遊ぶ楽しさなど、教育方針に基づいた教育内容の伝達にかかわる
 項目に対して「ややあてはまる」「あまりあてはまらない」の回答が増え、日々の幼児の
 姿や教師の話や手紙などでは、十分に理解されていないことが分る。教育内容を見直し、
 ねらいを明確にもち、保護者に理解してもらえるような伝達方法の工夫が必要である。
・また、園と保護者との連携に関わる面では、気軽に相談できる雰囲気、園便りや
 学級便りの発信、教師の幼児理解に関わる項目などで「ややあてはまる」「あまり
 あてはまらない」の回答が多く、保護者と十分に連携が取れていないことが分った。
 幼児理解やその保育方法など、教師同士で話し合い、また、学校教育相談カウンセラーの
 専門的な意見も生かしながら、幼児の理解を深めていく。学級便りなどの発行や
 参観・懇談会の見直し、いろいろな機会を捉えて教師が積極的に話しかけ、保護者とともに
 考えあいながら、望ましい教育活動を行っていくようにする。
@教育内容の見直しと改善
・教育目標の具現化を共通理解し、幼児の実態から、ねらいを明確にもち、環境構成や
 指導の在り方を工夫していく。
・保護者会・保育参観・学級懇談会などの計画を見直し、年間を通して保護者に教育内容の
 理解が図れるよう工夫していく。
A教育内容の発信の工夫と保護者との連携
・学級だよりの中に、「学級のねらい」や「今月の目標」に対しての幼児の姿や
 教師の環境の構成や援助、家庭に協力をお願いしたいことなどを具体的に盛り込み、
 幼児の園での発達の姿が理解されるよう工夫していく。
・こどもクラブの幼児の保護者に対して、幼児の一日の様子を知ったり、教師に気軽に
 話ができるよう、お迎え時刻の会議の時間を調整したり、連絡事項をホワイトボードを
 活用して知らせたり、担任の所在が分るように掲示したりなど工夫していく。
・ビデオや映像を使って幼児の日常の様子から、ねらいや願い、教師の援助などを
 伝えていく機会を増やす。
Bその他
・保育環境の見直しを図り、幼児の動線に配慮し、自分の身の回りのことや遊びに
 じっくり取り組めるような環境づくりを工夫する。
・ビオトープ作りや稲作などを指導計画に位置づけ、自然体験を通して幼児の心が
 豊かになっていくよう、環境の構成を工夫し、幼児の中に育っていくものを総合的に
 明らかにしていく。
・教師の幼児理解や援助の仕方についての意見を真摯に受けとめ、園内研究やさまざまな
 話し合いを通して、一人ひとりの幼児の多角的な理解を深め、講師やカウンセラーなど
 専門的な立場からの指導助言を受け、幼児のより良い育ちに向かって、工夫を重ねていく。
・公園の活用に対する意見については、さまざまな事件が多発し、幼児の安全管理の
 難しい状況なので、情勢を見ながら、判断していきたい。
・誕生会については、昨年度の内部評価の検討により、休日や長期休業中に誕生日を
 迎える幼児もいることから、今年度は誕生日当日ではなく、その月の誕生会で、
 その月に生まれた幼児と一緒に祝うようにした(夏季休業中の8月の誕生会は7月に実施)。
 園便りに誕生児を紹介し、学級の保育活動の中でも、誕生児を紹介したり、
 プレゼント作りを行ったりして、自分の誕生を喜び、友達の成長を祝う心が
 育っていくよう保育の中で行っている。しかし、保護者の十分な理解に
 つながらなかったので、今後も伝達の方法など工夫していくようにする。
・たくさんの意見をいただき、保護者が幼稚園に関心をもち、幼稚園生活が子どもに
 とってより良いものとなることを願っていることがわかった。今後は保護者が
 不安を感じたり、疑問をもったりしたことを気軽に話せ、職員と保護者が直接話を
 していく中で、互いに理解し、幼児にとってより良い生活となっていくよう保護者との
 連携を工夫していきたい。


「幼児」による評価     <集計結果と考察>

○教師との信頼関係について
・全員の幼児が教師に信頼感をもって生活していることがわかった。昨年度、
 教師との信頼関係が問われる質問事項で、10パーセントの幼児が「先生と
 一緒にいることが楽しくない」と答えていた。そのため今年度は、全教職員で
 幼児理解を深め、一人一人の幼児に寄り添った指導に努めてきた。その成果も
 現れているのではないかと思われる。安心して楽しい生活を送るためにも、
 教師との信頼関係が基盤となることから、今後も個々に応じた丁寧で適切な
 指導に努めたい。
○自然環境について
・園庭は幼児が身近に自然体験できる場であり、自分の体験と密接にかかわった
 場所が、それぞれ好きな場所となっていることがわかる。今年度は園内研究でも
 園庭の自然環境について考えてきた。今後はさらに研究を深め、自然との
 かかわりの中で育つものを明らかにしながら、園庭が幼児にとって、より魅力的な
 環境となり、戸外での遊びが充実していくよう、指導の工夫に努めたいと考えている。
・今年度初めて取り組んだ稲作は、現代ではなかなかできない貴重な体験となり、
 各年齢にとって意味のある活動となっていることがわかった。特に長期間にわたり
 毎日世話をしてきた5歳児にとって、田んぼは特別な場所であり、稲への愛着心も
 強いことがわかった。4歳児においては、そのような5歳児の姿を日常目にすることで、
 憧れの気持ちや年長組への期待感が育まれていた。また3歳児は、収穫祭でみんなと
 一緒にお米を食べたことが収穫の喜びにつながっていた。収穫祭の内容も、
 塩むすびでの会食やみこし担ぎ、など幼児にとって楽しく印象に残るもので
 あったことが考えられる。今後も稲作は昌平稚園の文化として毎年受け継いで
 いかれるよう、今年度の取り組みをもとに、計画・実施していきたい。
○教師の指導について
・設問16での分析から、一人一人の教師が、常に責任のある言動に配慮しながら
 幼児に接することを意識し、指導に当たりたいと考えている。